中国Snail Mobileの香港8日プリペイドSIM（2）中国でGFW越え可能、中国ボーナス1GB
（前のエントリから続く）中国Snail Mobileが中国で販売している香港8日用データプリペイドSIM。中国大陸で売っている香港で使うためのプリペイドSIMなのに、なんと中国でも1GBが使えてしまう、しかもGFWの影響を受けないという（香港SIMのローミングなので）とてもお得で便利なSIMだった、というテスト結果。
Snail Mobileの香港8日用SIMの中身は「Discover Hong Kong Tourist SIM」のHK$118版であることが前回わかった結果。このSIMは中国でも利用可能です。中国（及び台湾Macau）で使う際の料金はHK$40/100MB/日。SIMには初期残高Hk$48あるのでこれが適用できるわけ。香港SIMなので中国では国際ローミング。なので上述したようにGFWの影響無しでウハウハ使えるのです。
ところが開通時に届いたSMSの内容を見ると（前のエントリの再掲）、気になる記述が。
bonus credited…
Roaming Data（MB）：1024
え？ローミングデータボーナスが1GBあるってこと？
「Discover Hong Kong Tourist SIM」で利用できるのは香港5GB（上のSMSにある5120MB）。残高のHK$48を上記中国（台湾とMacauも可能）のHK$40/100MB/日データで使ったり、あるいは音声通話で利用できるわけ。
しかしSMSによれば、「Discover Hong Kong Tourist SIM」のHK$118版は、今、キャンペーンとしてボーナスでローミング（つまり中国台湾Macau）が1024MB＝1GB使えるというわけですよ。
なおLocal Dataも5GBがボーナスとSMSに書かれていますが、これはSIMを買ってすぐに使える分という意味のよう。香港内で5GBを使ったら利用残量ゼロとなってデータ通信が止まりました。「5GB使えるSIMに5GBのボーナス=10GB」ではなく、香港で使える分は5GB。
ということで中国用にも使えそうなこのプリペイドSIMですが、上記ボーナスがいつ終わるかは不明。いきなりボーナスが終わってしまう可能性もあるので大量に買ってキープはあまりよくないかも。香港で5GBまで使う予定がある人が買っておいて、香港に来たついでにShenZhenへ行くとき「たまたまボーナス1GBついていてラッキー」と思うほうがいいかな。
てなことでさっそく昨日、ShenZhenへ行ってテスト。まず香港で使っている状態のまま国境を越えて中国に入ると、あれ?データが流れない。しばらくすると「E」のマーク。Edgeしか繋がらない？だめじゃん！
と思ったら、キャリアが中国移動だったのでした。そこで手動で中国聯通に切り替えたら「H+」表示に。そしてほどなくして「4G」へ（切り替わらない場合は電源ON/OFFがベター）。FDD-LTE B3へ無事つながりました。
ここで「##122#」発信で残高を確認すると、HK$48は減らず、ボーナスのローカル（香港）データ残量も変わらず、ボーナスのローミングデータが1024MBから若干減少しています。つまりこの1GB分をちゃんと消費しているわけ。
そしてがんばって1GBを使い切ったらデータが流れなくなりました。下のスクリーンショットは適時残高照会を行いつつ、ローミングデータがゼロ（一番最後の残高照会にRoaming Dataが表示されなくなった）になった状態。アンテナマークを見ると4Gが消えています。
「Discover Hong Kong Tourist SIM」は中国台湾Macauのデータローミングは従量料金ではないため、ボーナスの1GBを使い切ったらデータが流れなくなったわけです（残高のHK$48から従量料金で超過分が引かれるわけではない）。
てなことでここで前述したHK$40/100MB/日を申請してみました。「*131#」に発信して申請。すると無事100MBがクレジットされ再び中国でデータ通信が可能に。残高もHK$8に。
以上、ボーナスがいつまでつくかは不明なものの、Snail Mobileの香港用8日ローミングSIMは中国用にもいいのかもというお話でした。あとは「Discover Hong Kong Tourist SIM」を買ってみて、そちらもボーナスが付くかどうかを試す予定。そちらのテストは22日の週に再度中国なのでそこでやろうかと。
