中国Snail Mobileの香港8日プリペイドSIM(1) 中身はDiscover Hong Kong Tourist SIM
|前のエントリで書いたSnail Miblleの各国用ローミングプリペイドSIM。5月12日に上海浦東空港の自販機で香港用を購入、香港で使ってみたところなかなか面白いものでした。なんと中身はCSLが出している「Discover Hong Kong Tourist SIM」のHK$118版そのものだったのです。
(このエントリは長いので2回に分割。続きはこちら)。
そもそもSnail MobileのWEBページを見ると、香港用は「7日、3G/2G回線、データ定額、音声575分」。APN設定が3gnetなので中国聯通香港のプリペイドSIMの模様。
ところが自販機で買った香港用プリペイドSIMは表紙に「8日」との表示。つまりWEBに出ているものとは異なる製品。
早速買ってパッケージを開けてみると、説明書には「5GB、香港音声無料、中国へ通話106分」そして「香港移動通信のSIM」つまりCSLのSIMであることが明記。なおAPNはmobileでCSLの通常のものとは別。まあキャリアが変わったので内容もやや変更になったのか、と説明書を読んだ時は思ったのです。
そして香港でSIMを端末に入れて起動。するとキャリアは「HK Mobile」で電波を掴み、最初に3G、再起動すると4Gを掴みました。4Gがいけるとはいいかも。APNは勝手にPCCWに設定されたものの、説明書にあるmobileに変更しなくとも通信可能(CSLはAPN周りはかなり適当)。
続けてすぐに開通のSMSが到着。その内容を見てピン!と来た。なんとこのSIM、RMB50で購入して上記無料利用分が使えるはずが、SMSの中身にはこんな内容が記載。
-残高HK$48
-ボーナスデータ
ローカル:5120MB(5GB)
ローミング:1024MB(1GB)
有効期限8日、データ5GB、残高がHK$48のCSLのSIMって「Discover Hong Kong Tourist SIM Card」なわけですよ。ちなみにこのSIMの国際電話はHK$0.45/分。残高HK$48をHK$0.45で割ると106、そう、説明書にある「中国へ通話106分」と適合するわけ。
ということでSnail Mobileが中国の空港の自販機で売っているRMB50の香港用8日プリペイドSIMは、香港でCSLがHK$118で売っているDiscover Hong Kong Tourist SIM Cardそのものだったと。しかも中国の自販機で買えばRMB50=HK$59.2。香港価格HK$118の半額で買えるというわけです。こりゃ香港に来る予定のある人は買っておくとお得!!
さてと、ここまでの話でも十分お得なのだけど、このSIMにはさらに隠された秘密があったわけね。ヒントはSMSの内容。ということで続きは次のエントリへ。