中国聯通香港が中国4Gプランを間もなく開始、MVNOのルーターはどっち?

中国聯通香港のFacebookによると、12月10日にいよいよ中国国内向け4Gプランの提供を開始する模様。回線は当然中国聯通(大陸)。また合わせて香港内もLTE化。

中国大陸ではすでに3キャリアがLTEを提供中。でも現地のSIMではソーシャルサービスの壁越えができず(VPN使えばOK)。そこで注目されるのが香港キャリアの中国向けSIM。香港=中国から見れば外国、なので香港キャリアの中国SIMを中国国内で使えば国際ローミング、FacebookやTwitterも問題なく利用可能。

現在中国でLTEが使える香港キャリアのプリペイドSIMは中国移動香港のものがメジャーで中国国内は中国移動のTD-LTE。またCSLのDiscovery Hong Kong Tourist SIMが中国内では中国聯通FDD-LTE B3を掴むものの40MBや100MB程度なのでガッツリ使う分には不十分。

しかし中国聯通香港が中国内LTEプラン提供を始めれば、1GBや準定額プランなどが提供されると期待されるわけ。

中国聯通香港の新料金プランはまだ不明。たぶん最初はポストペイドサービスから。でもいきなりプリペイドSIMも新製品でてきたら驚いちゃう。既存の「跨境王」SIMがしれっと中国に行ったらLTE掴む、なんて仕様変更になる可能性もあるかも。

ところで香港MVNOのCM Mobileも、12月に入ってから急に中国LTEルーター契約サービスを開始。回線は中国聯通。これが中国聯通香港の親契約なのか、直接大陸の中国聯通との契約なのか?後者であれば中国内でソーシャルサービスが利用できずメリットが無いだけに、前者と思われるものの不明。ビジネスユーザー向けだったら広東聯通あたりの回線を引っ張ってきているのかもしれない。

まあそのあたりも含め、12月10日の中国聯通香港の発表が今から気になるところ。

151208_cuhkmv