サムスンを救ったGalaxy Alphaを入手【NO.1820】【携帯コレクション】

山根康宏 | 2022年12月15日 | コレクション | コメントはまだありません

台湾・台中の台鉄駅そばにある東協廣場（旧第一廣場）は外国人労働者が集まるところでスマホ屋も多数入っています。3年半ぶりの訪台に合わせて行ってみたところ、平日だったためか店はほとんどやっておらず。そのため収穫もほとんどなく空振りで終わるかなと思いきや、とある店の店頭に並んでいる端末の上に「ALPHA」の張り紙。これはGalaxy Alphaじゃないか？と思ったらビンゴでした。

2014年までGalaxy Sシリーズが絶好調のSamsungでしたが、2015年2月発表のGalaxy S5は「高価格のわりに樹脂フレーム」「防水機構のためUSB端子にキャップ」「背面のパンチデザインがいまいち」なんてあたりで市場からの反応はいま一つ。同年に出したこのGalaxy Alphaは金属フレームの高級感あふれるボディーで、S5より低スペックでも人気となりました。この人気を受け、その後Alphaの後継をGalaxy Aシリーズとして正式にシリーズ化。今ではAシリーズはSシリーズの一つ下って位置づけですが、出たころは金属ボディーかつスペックと価格を抑えた「質感重視」モデルでした。そしてメインラインのSシリーズも2016年のGalaxy S6で本体材質を大幅に変え高級感あるモデルに変身させ大ヒットにつながった、という流れがあったわけです。

ということでGalaxy Alphaが出てなければGalaxyシリーズ全体の人気が落ちていき、今の状況にはなっていなかったかもしれません。Galaxy AlphaがSamsungを救ったモデルだなと思うわけです。そんな製品がほぼ新品同様の格安だったので買うのは当然でした。