高性能合体カメラの夢破れたREDのスマホ【NO.1656】【携帯コレクション】

プロカメラメーカーのREDが手掛けたホログラフィックディスプレイを搭載した「Hydrogen One」の新古品がやってきました。合体モジュールでカメラが拡張できる予定、裸眼で3D表示も可能、xRに対応するスマートフォンとして大きな話題になりましたが、当初の価格が1000ドルオーバー、発表から1年以上遅れての発売と出だしから躓いてしまった製品でした。
200831_phone3

発売の遅れはODMメーカーの開発力に問題があったと責任転換するようでは先行きはありません。結局カメラモジュールも登場せず、1機種で終了。特殊機能を搭載したスマートフォンの開発は容易ではないことを改めて証明してしまいました。売りもののホログラフィックディスプレイと立体映像の撮れるカメラはたしかに面白いのですが(写真ではわからないですね)、普通に見ても目が疲れます。ディスプレイの開発を他社まかせ(つまりODMメーカー)に任せたのだとしたら失格です。まあこのサイズで3Dは画面が狭すぎますね。
200831_phone2

入手したのはアルミボディー版。Twitterで@kosmic0230さんからゆずっていただきました。実機はCESで触ったっきり。せっかくなので風景写真などを試してみたいので、9月中に撮影がてらちょっと遠出しようかなと思っています。

No.1656(2020年46台目)
2020年8月25日追加
Red Hydrogen One 中古フルセット
200831_phone1